(1) ヒフの傷に注意
ムクミのある腕に、料理での切り傷や刺し傷、虫刺され(庭の手入れ時や室内の蚊など)、ペットによる引っ掻き傷、火傷(熱湯、日焼けなど)、アレルギー物質の摂取や塗布。
(2) 皮膚の感染症
通常、皮膚の感染症は「レンサ球菌」「ブドウ球菌」によって起こります。足の場合「真菌(水虫)」でも起こることがあります。この感染により蜂窩織炎(フレグモーネ)になることがあります。
また、急性の全身性の感染症により(インフルエンザなど)浮腫が出ることがあります。フレグモーネだと感じましたら、セルフのリンパドレナージュは行わないですぐに主治医の指示に従ってください。
(3) サウナ、スチームバス、お風呂
熱はリンパ浮腫を悪化させます。暑い時期や暑い環境の場所の旅行にも注意をして下さい。
(4) 旅行時の注意
暑い気候の場所へ旅行、また、長時間の座りっぱなしに注意をして下さい。
暑さ対策と、乗り物の中での適度な運動に心がけてください。
(5) 患肢の運動
浮腫のある腕や脚を動かすようにしましょう。
ただし、疲労が残るような運動は避けたほうがいいといわれています。
つづく